川中美幸 吉岡治を唄う

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4.思い櫻

作詞:吉岡治
作曲:弦哲也

涙の道をたどったら
帰らぬ過去に巡り会う
こころ変わりを責めるより
添うて嬉しい花明り
比翼連理(ひよくれんり)の春があり
はらはらと 遠櫻(とおざくら)
思いの数だけ 花は咲く

こころの綾の糸ぐるま
手繰(たぐ)れば哀しい声がする
忘れ物でもしたようで
眠れないまま寝返れば
夏の終わりもゆき暮れる
はらはらと 遠櫻
思いの丈だけ 身は細る

盛りの花も移ろえば
冬木(ふゆき)の櫻の返り花
色もほのかな薄紅に
雪よ積もるな枝折るな
命ふたつが生きている
はらはらと 遠櫻
夢見た数だけ 花は散る